看護部

看護部理念

患者の尊厳と権利を擁護し、意図的に専門的知識、技術を用いた患者―看護者関係を発展させ、ゆとりの回復をめざした看護を構築します。


基本方針

看護の質向上のために教育・研修・研究に努め、アセスメント能力を養います。
患者―看護者関係を発展させるために、自己理解を深めます。
多職種と連携協働し、患者中心の医療を提供します。

2016.4.1現在

入院基本料 精神科急性期治療病棟  13:1  助手 30:1
(精神科)       15:1  助手 30:1
看護部長 齋藤香奈恵(認定看護管理者)
病床数 374床
看護師数 136名(内パート17名)
准看護師数 20名
看護補助者数 49名
病棟単位数 7単位(2病棟・3病棟・○4病棟・○5-1病棟・5-2病棟・○6-1病棟・〇6-2病棟)
※ ○印は閉鎖病棟
看護体制 受け持ち制とチームナーシングを併用
看護ケアの基本 看護部理念に謳っているように、ゆとりの回復をめざした看護を提供するために看護者が害にならないこと、病気の影に隠れている患者の能力を引き出すこと、患者が再び自分と向き合う過程であることを看護ケアの基本としている。
精神看護学実習を受け入れている教育機関 9ヶ所(看護大学6・看護学校2・通信制1)
実習指導者 26名
実習指導者講習会修了者 21名
専門看護師 1名(精神看護)
新採用者研修 臨床実践能力習熟段階到達目標に併せて実施している。
プリセプター制度を実施している。
看護職員研修の特徴 1.キャリアラダーを導入している。
2.レベル別に研修を企画し、精神科看護師としての能力向上を目指している。
3.ロールプレイング演習を取り入れている。
4.病院理念にも謳われている研修・研究を奨励している。
 1)研究発表には看護研究最優秀賞と看護研究奨励賞が設けられている。
 2)院外研究発表と誌上発表には奨励金が支給される。
 3)院内研究発表原稿を研究サポーターと一緒に見直している。
5.師長・主任・各委員会が協力して看護職員研修に取り組んでいる。
看護専門領域への活動状況 1.職能団体への役員派遣
 1)北海道看護協会
 2)同協会札幌第2支部
 3)日本精神科看護協会北海道支部
2.精神看護学の講師派遣
3.研修会講師派遣

看護部長挨拶

当院は昭和56年に開院し、現在374床を有しています。開院当時に比べ社会情勢は大きく変化し、超高齢人口減少社会に突入した今、医療提供体制改革・精神保健医療政策の転換により、精神障害者の地域生活を支え包摂的な社会」づくりに寄与することも医療機関の役割として求められていると考えています。

開院当時から看護部では患者様の体験に寄り添う看護を大切にしてきました。上述の変化の中にあっても、このことは我々の看護実践の重要な柱となっています。また、このような時代だからこそ、患者様の体験に寄り添いながら「生活」を支援する看護が重要であり、他職種と協働連携しケアマネジメントできる看護師が必要となります。そのために、看護部では、主体的に学習を継続できる自律した看護職員の育成をめざした教育研修プログラムを展開し、学び合う職場風土作りに取り組んでいます。

一人一人の看護職員が倫理に基づき、患者様の尊厳と権利を擁護し、精神科専門知識・技術を用いた看護を実践し続けていく看護部で在りたいと思います。

看護部長 認定看護管理者
齋藤香奈恵

2病棟

2病棟は51床の開放病棟です。
精神疾患を抱えながら内科的に治療が必要な方や、病状は落ち着いていますが日常生活全般において援助が必要な患者様が入院しています。
高齢で自分の気持ちを言葉で伝える事が困難な患者様が多いため、私たちはわずかな表情の変化や行動などから、患者様の状態を把握する事に努めています。
患者様の持っている力を引き出す事ができるように作業療法士と協働し、リハビリやレクリエーションも行っています。
又、食べる楽しみを長く続けるために、管理栄養士と相談しながら食事内容を検討しています。
私達は患者様の笑顔や小さな反応を引き出す事によろこびを感じながらチームワークで楽しく看護を展開しています。


3病棟

3病棟は68床の開放病棟です。長い廊下から四季折々の景色が見渡せる明るい病棟です。
長期に入院されている患者様が安心して生活していただける様、日々お手伝いをさせていただいています。また、地域で生活してみようと頑張っている方々の退院支援や、地域生活での疲れを癒しゆとりを回復されて地域に戻って頂けるよう、多職種と協働しながら生活支援を行っています。



4病棟

4病棟は、入院している方々の持っている力を引き出す看護を目指しています。他の病棟よりも比較的症状が強く出ている方もいますが、症状の陰に隠れて発揮されていない力を見つけて働きかけることで、その人らしい充実した時間が過ごせるようお手伝いしています。音楽を聴くこと、体を動かすこと、絵を描くことなど、病棟で楽しめることの他に、受け持ち看護師と一緒に大好きなラーメンを食べに出かけること、札幌ドームで野球観戦すること、カラオケ屋さんで大声で歌うこと…など積極的に外出をとりいれています。本当にやりたいことは病院の外にあるという当たり前のことを忘れずに働きかけることで、地域生活を目指していきたいと考えています。


5-1病棟

5-1病棟は急性期治療病棟で、様々な精神疾患の方が入院されています。ゆとりの回復を大切にした看護を提供しており、90日以内の退院を目指しています。入院後は、病状の回復とともに、早期に疾患教育、作業療法を取り入れ退院支援をしています。また、チーム医療の強化として多職種と積極的にカンファレンスを実施しています。

受け持ち看護師として、入院から退院までの支援と地域支援の調整など実践していますが、5-1病棟の強みはスタッフが明るく、みんなで支え合うことができるチームであるということです。患者様の回復していく姿や、地域でイキイキと生活している姿を見ることができる喜びをスタッフみんなで共有しています。精神科看護師としてやりがいをもって働きたい方はぜひ来てください!


5-2病棟

5-2病棟は依存症の専門病棟です。
アルコール、薬物、ギャンブルなどの依存からの回復を目指しています。依存症は、ご本人がやめようと思ってもひとりでは中々やめられない病気です。依存症治療は、乱れた生活リズムを整え、プログラムのなかで依存症の正しい知識を学習し、体験談を聞いたり、話したりすることで病気であることを認識し、適切な対処方法を学びます。看護スタッフは、患者様とコミュニケーションを通して、依存症の問題を振り返り、退院後の生活の工夫を共に考え、社会復帰の支援をしています。


6-1病棟

6-1病棟は主に認知症患者様の治療を行う病棟です。当病棟に入院されておられる多くの患者様は、在宅や施設などの地域生活が困難になるほどの興奮や焦燥感、徘徊などの症状をお持ちになられます。これらの症状を心地よい刺激を中心に関わりを持つ「カンフォータブル・ケア」と、楽しい、活気に満ちた刺激を提供する「アクティビティ・ケア」の援助技術を用いて改善を目指しております。多くの患者様が入院により穏やかでイキイキとした生活を取り戻され地域にお戻りになられています。

認知症治療・ケアをスタッフ一同丁寧に行うこと、笑顔での関わりを絶やさないこと、極力拘束や抑制を行わないことを実践し、より質の高い認知症ケアの提供を目指しております。


6-2病棟

6-2病棟は60床の地域移行機能強化(閉鎖)病棟です。地域移行機能強化病棟とは、長期入院の精神疾患患者様の地域移行をより一層進めるために、退院支援を重点的に実施する病棟です。慢性期統合失調症、感情障害、認知症、アルコール依存症の他様々な疾患で長期間入院されてる患者様が多い病棟です。

個々の患者様のペースや、個別性に合わせた生活支援やリハビリテーション(作業療法、レクリエーションなど)をおこなうことで、生活する力、障害を克服する力を身につけていただくことを目指しています。そのため、入院生活の中では、1.生活リズムを整えること、2.生活のしづらさに対して問題解決していくこと、3.患者様自身の持っている力を活かして退院後も生活していけることをめざし、患者様と目標を共有しながら病気の回復、障害の克服にむけてお手伝いをさせていただいています。

先輩ナースの紹介

Oさん

私はこの春、新卒で旭山病院に就職しました。今回は新人看護師としての当院の魅力をお伝えしたいと思います。
新卒で精神科に就職したと話すと、大抵の方からは次の反応が返ってきます。「精神科ってどんなところ?」「怖くないの?」「どんな疾患の人がいるの?」と。まだ精神科の理解度は低いようです。私のイメージでは、精神科と怖い場所とはイコールではありません。確かに、様々な病状の方がいて、時には辛いこともあると思います。
それでも、当院で新人看護師として就職して良かったと思える理由の一つに、強力な先輩方のサポートがあります。先ほど述べたような辛い場面や、その他のどんなときでも先輩看護師方は優しく声をかけてくれ、フォローしてくれます。チームワークの良さ、人間関係の良さは仕事を続けて行く上で、とても大きな魅力です。
そして、充実した研修制度も魅力に感じます。当院ではラダーに基づき、自分の力に合った研修を受けることができます。経験豊富な医師や看護師長、主任による疾患の研修では、多くの事例も学ぶことができ、とても実践的な内容になっています。教科書だけでは分からない最新の知見を得ることができるのは貴重な経験です。
文面では魅力を伝えきれませんが、少しでも興味が湧いた方、是非一緒に働いてみませんか?新人看護師である自分を活かして、患者-看護師関係を築けるのは今だけですよ。


Oさん

新卒で入職してから、9年の間に、結婚、出産を経験し、現在、5歳5ヶ月と1歳8ヶ月の息子を育てながら、働かせてもらっています。出産後一人目は6ヵ月、二人目は4ヶ月で仕事復帰しました。院内の保育園に、すぐに預けることができたため、昼休みに授乳に行くことができました。何かあったら、すぐに様子を見に行くことができたため、安心して育児をスタートすることができました。
病院の夏祭りや文化祭に、保育園の子供たちが参加することもあり、働きながらも子供の姿を見ることもあります。私の顔を見つけ、泣いていた息子が「がんばってね」と手を振ってくれるようになり、子供の成長を感じます。
たくさんの周りのサポートがあるからこそ、好きな仕事をやめず、出産後も働くことができていると日々感謝しています。


Mさん

実習で精神科を訪れた際に担当させていただいた患者様は、統合失調症の慢性期の女性でした。ほんとに純粋で優しくて儚くて。関わりの中で感じる深い感動や温かさに、就職先は絶対に精神科と決めていました。旭山病院に就職して10年。仕事ですからつらいこともあります。でも患者様の病気が良くなっていく様を目の当たりにして、人の本来持っている力を実感したり、患者様のちょっとした言葉に励まされたり癒されたり。憎悪と寛解を繰り返している患者様もいますが、その経過も含めて『この患者様の人生に寄り添わせていただいている』と感じられて嬉しく思えます。


Aさん

私は、新卒で入職し、依存症病棟に配属されてから10年目になります。
病を持ちながら生きていくことは、病そのものや゛以前の自分”とは全く同じではないことを受け入れる葛藤があります。
時には。葛藤する姿、再発をくり返し病状が深刻化する姿を見て、看護師として限界や無力感を味わうことがあります。その度に「私たちは、だからこそ、患者さん自身の生きる力、回復する可能性があることを信じて関わる事が出来る」と先輩から励まされたことを思い出します。また、回復した患者さんの元気な姿から、どんな方も病の中に、新しく自分の可能性を見つけ進むという課題を持って治療に向き合っていることを感じます。
旭山では疾患や看護の理解のための教育が整っていることや、様々な経験のあるスタッフが、目の前のひとりに何が出来るのかを考え、一緒に苦労し、フォローし合い、実践していける安心感があるからこそ、続けてこられました。精神科看護の魅力は、他者と影響し合っている内に、答えはひとつではないことや、いまの自分や他者を認められたり…自分の心に変化が生まれることです。今までの経験や自分の個性を活かしたい方、旭山で一緒に働きましょう☆

当院における教育

地域社会から質の高い医療・看護を求められる現在、優れた人材を育成し活用することが求められています。当院看護部では専門職業人として看護に必要な能力を養うため、クリ二カルラダー・プリセプターシップを活用し教育計画を立案・実施しています。


教育システムと研修内容・実績

クリニカルラダーを用いてレベルⅠ~Ⅳに分けられます。それぞれのレベルに合わせ看護実践能力、組織役割遂行能力、自己教育・研究能力を養い専門性の高い精神科看護師を育てます。


H28年度研修開催実績

レベルⅠ(主に新人・新入職者) 15回/年
研修の一例「精神科看護の基本と実際」「感染対策Ⅰ」「医療事故対策Ⅰ」「採血・注射・点滴の演習」「救急看護」「看護過程Ⅰ」「プリセプティ研修」「病棟実習」など

レベルⅡ(主に2年目~中堅) 12回/年
研修の一例「フィジカルアセスメント※レベルⅠ・Ⅱ対象」「看護過程Ⅱ」「コミュニケーションスキルアップ」「看護倫理Ⅱ」「医療事故対策Ⅱ」「感染対策Ⅱ」「マネジメント研修Ⅱ」など

レベルⅢ(主に中堅~ベテラン) 7回/年
「他職種連携」「マネジメント研修Ⅲ」「看護倫理Ⅲ」「看護過程Ⅲ」など

レベルⅣ (主に管理職)
その他 トピックス研修、看護研究発表(院内・院外)、院外研修(主に日本看護協会、日本精神科看護協会等)など


旭山病院プリセプターシップ

新卒看護師のリアリティーショックを最小限にし、職場への適応を目的としています。プリセプターからの支援を受けながら看護業務を行うことで、安心・安全に働ける環境を作っています。


入職者出身学校名

・札幌医科大学保健医療学部看護学科
・天使大学看護栄養学部看護学科
・札幌市立大学看護学部看護学科
・北海道医療大学看護福祉学部看護学科
・日本赤十字北海道看護大学
・旭川大学保健福祉学部保健看護学科
・北海道文教大学人間学部看護学科
・北海道大学医療技術短期大学
・天使女子短期大学衛生看護学科
・市立名寄短期大学看護学科
・北海道医療センター附属札幌看護学校(旧西札看学)

・勤医協札幌看護専門学校
・中村記念病院附属看護学校
・小樽市立高等看護学院
・帯広高等看護学院
・苫小牧看護専門学校
・伊達赤十字看護専門学校
・市立室蘭看護専門学院
・道立江差高等看護学院
・国立療養所東京病院付属看護学校
・関東逓信病院附属高等看護学院
・都立松沢看護専門学校

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