理事長・院長
の挨拶

医療法人北仁会は北海道小樽の地で１９３４年に開設された石橋病院を母体として北海道の地で精神医療サービスの提供を開始させていただいてきました。そして社会のありようが変わり精神障害に対する多くの治療技法を蓄積してきたその後の90年の歴史の中で一貫として「心に傷を持つ人に寄り添うこと」を第一義としてきました。
現在はその治療拠点としての精神科病院を小樽（いしばし病院）と札幌（旭山病院）に展開し、精神科医療サービス、ニードの多様化に応えるべくクリニック（幹メンタルクリニック）訪問看護ステーション（結）等と機能分担し「精神医療を必要とする人が、より健康に人とつながり社会に参加できるようになる事の支援」を続けています。
北仁会がこのような活動を続けて来れたのは志を同じくする多くの職員の存在があったからこそですが、法人内外の多くの人たちのご指導ご鞭撻をいただいてきたからと深く感謝申し上げます。
これからも又引き続きご指導いただくことをお願いしご挨拶に代えさせていただきます。

旭山病院のホームページにようこそ。
当院は札幌市中央区にある精神科病院で、こころの健康という課題に取り組んでいる病院です。認知症、依存症、統合失調症、うつ病、発達障害、その他さまざまな、こころに問題を抱えて悩んでいる患者様に対して適切な援助とサポートを提供したいと取り組んでいます。
とりわけ依存症分野では北海道・札幌市から拠点医療機関として認定され、その機能を果たしてまいりました。
こころの健康とは何でしょうか。それはいきいきと自分らしく生きるために必要な条件であり、自分の感情に気づき表現できること、状況に応じた判断ができること、周囲の人々と適切な関係を築くことであるのかもしれません。その上で人生の意義や目的について考え、主体的に自分の人生を選択することでもありましょう。そういった観点からみれば、精神科医療とはまさしく全人的な社会サービスといえるでしょう。
そしてストレス社会といわれる現代では、こころの健康を維持することは決して容易な課題ではないのかもしれません。しかし我々は、こころの問題に悩む患者様と家族に最善の治療とケアを提供することで支え、患者様が希望と健康を取り戻すことに全力を尽くしたいと考えます。
また、こころの問題は社会的な問題でもあり、個人やその周囲の人だけにとどまらない広範囲な問題といえますが、我々は地域の医療機関や行政を始めとした様々な職種の皆様と連携を深めることにより課題の解決に努力をしてまいりたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。