ストレス緩和病棟

心療内科圏の患者さまを対象にしたストレス緩和病棟のお知らせ

開設によせて

ストレス緩和病棟(心療内科病棟)開設によせて
院長 白坂知信

当院は開院70周年を迎えました。理事長講演にもありましたように、開院当初、受診の主な疾病 は統合失調症・梅毒性疾患でした。昭和40年代後半より、アルコール依存症、老人性疾患者の方が増加してきました。そして、近年は、統合失調症の減少、抑 うつ状態、社会適応障害、ストレス関連疾患の方々が増加傾向にあり、心療内科圏の患者さまの受診が多くなっています。
神経科の病気は、はやりすたりがあるのでしょうか?「あります」心の病気は社会状況と密接な関係があるといわれています。

以前に社会状況を説明する言葉として「オー、モウレツ」から「ビューティフル」と変化したときがありました。これは、右上がりの経済成長が徐々に止まりかけた時期と一致します。 そして、この10年間に渡り特徴とされた言葉は「ヒーリング:いやし」です。今は「いやしの時代」なのです。それほど今は、ストレスが溢れている時代な のです。核家族化、単家族化が進行し、家族の中には、経験豊かに話を聞いてくれる人はいなくなりました。後志管内は、高齢化も著しく進んでいます。50才 以上の人が人口の51%で、65才以上の人が34%です。社会経済的にも倒産の不安がつきまとい、十分な職場が確保されているわけではありません。個々人 も精神的にゆとりがなくなり、価値観の多様化と単一化がバランスよく広がり、「私を主張した生き方」がしづらい状況にあります。あせり、劣等感、被害者意 識の高まりが認められ、他人との交流が苦手な方が目立っています。そのため、全国的にストレス関連疾患が増加してきています。昨年の当科外来における新患 の比率は、抑うつ関係が50%を越えていますし、ストレス関連疾患というように考えると70%を越えます。入院が必要な方も増加しています。

このような状況なので、精神科病棟とは全く異なった視点で新しい病棟を作る事としました。4月1日より心療内科圏の患者さまを対象にしたストレス緩和病棟を2階正面にオープンいたしました。

 

看護師長より

2-3病棟(ストレス緩和病棟)
看護師長 岩代純

今年は思いがけない大雪で多くの市民の皆様が心身ともにお疲れになった事と思います。除雪作業での身体の疲れは勿論の事、雪が原因でのトラブル等で、心 も疲れストレスがたまったのではないでしょうか。こんな日常生活の中にもストレスがたまる要因はたくさんあります。また、憂鬱な気分が晴れず、何をする気 力もなく、一人で悩んではいませんか。

そんな一人では抱えきれない悩み、心の疲れやストレスは、この4月からオープンする「ストレス緩和病棟」で心を休めてみてはいかがでしょうか。

病棟をご利用される皆様がくつろげるような、また安心して心を休めるような、そんな場所を提供し、ニーズに応えていきたいと思います。これからオープン する病棟ですので、スタッフと協力し、ご利用の皆様や家族の方々と一緒に成長していければと思います。


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